真似したいシンプルな部屋の作り方

お部屋がシンプルだと、生活もシンプルになりそう。断捨離ブームが叫ばれて久しいですが、シンプルな暮らしって真似したいですよね。シンプルなインテリアとしてイメージするのが白くてミニマルな部屋。こちらは広島の建築家・株式会社CAPDの手がけたお宅。直線で構成された白い空間に、ところどころ配置された木のテイストがやさしく調和します。個性的でおしゃれな照明も、空間に合わせた白だからこそよりスタイリッシュなまとまりが。

キッチンは、自然から生み出されたものを扱う場所。だから、自然を感じさせる素材が使われているととてもしっくりきますよね。白い壁にウッディテイスト、ワークトップのステンレスの色という、シンプルでさりげない色遣いだからこそ、食材の色の美しさがより引き立ちます。毎日いろんな色や形の食材が、モノトーンのダイニングキッチンを彩る様子は、白いキャンバスに毎日違う絵が描かれるかのようで、想像するだけでもワクワクしますね。

コンパクトなお部屋に暮らすとき、なるべく物を置かずにシンプルにコーディネートしたいもの。こちらのお宅は、パリのど真ん中に位置する建物の屋根裏を使ったアパート。小さな空間の魅力を最大限に活用すべく、古い梁をアクセントとして見せたり、収納空間を増やすべく壁に棚を穿ったりと、さまざまな工夫がなされています。ダイニングテーブルも折り畳み式にすることで、用途に応じてスペースを確保することが可能。コンパクトでも居心地のよさは追求できると教えてくれるような物件です。

引っ越しなどで家具の新調を考えるとき、デザインやサイズが気に入ったものがなくて困った経験、ありませんか？ベッドならベッド、ソファならソファでその家具でなければと考えているのであれば、ちょっと待って！座るところがほしいのであれば、ソファでなくとも大きなクッションや座り心地のよい座椅子という選択肢がありますよね。同様にベッドも、大きな枠を持つものでなくとも、こちらのように運搬用のパレットで代用してみるというのも、シンプルでよいのでは？ロフトを寝室にする場合など、天井が近い空間ならばなおさら、パレットのように床から近いベッドの方が寝心地もよさそうです。

シンプルでミニマルな家づくりを目指していると、空間のカラーリングがモノトーンになりがちです。男性の一人暮らしなどでは、インテリアも白黒ベースになりやすそうですよね。冷たい印象になりがちなお部屋には、観葉植物を置いてみましょう。こちらのリビングは、白とグレーが大部分を占めていますが、棚やスツールにウッディテイスト、そしてたくさんの大きな鉢植えを部屋のあちこちに配置することで、自然の暖かさを身近に感じられる空間となっています。自然のグリーンのおかげで、リラックス気分もアップしそうですね。

お部屋を真っ白にコーディネートすると、清潔感のある空間になりますが、どこか人工的に感じられてしまうかも。こちらのお部屋では、椅子の足や棚の素材などにウッディテイストを取り入れたり、メタリックな棚を取り入れたりすることで、あたたかみや変化を加えています。ここでさらに真似していただきたいのが、アクセントカラーを大胆に取り入れること！こちらでは、白い壺に入れられた真っ赤な植物が、気持ちがよいほど生き生きとしたアクセントとして存在感を出しています。まさに空間に血が通う感じ。シンプルなインテリアになればなるほど、ぜひ取り入れていただきたいアイデアです。

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