子どもに優しい家をつくろう

Nami Sasaki Nami Sasaki
​SLIDE HOUSE, LEVEL Architects LEVEL Architects Eclectic style corridor, hallway & stairs
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子どもがいる家庭では、家づくりの時にも考えなければならないポイントがたくさん。子どもの遊ぶスペースは十分か、将来大きくなった時子供部屋はどうするか、子どものしつけに関してはどうか… 。それらのポイントをクリアしていれば、子どもは自然と自分の家が大好きになり、家族で共に過ごす時間も増えることでしょう。今回は、そんな子どもに優しい家づくりにスポットを当て、ご紹介していきます。我が子にお家での生活を楽しんでもらいましょう!

お片づけマット

子どもがいる家庭では避けては通れない、お片付け問題。片付けても片付けても、片っ端からおもちゃを広げられては、きりがありませんよね。まず初めにご紹介するのは、そんな問題を一気に解決してくれるこちらのお片づけマット。大きな円形のマットの上でなら、細かいパーツの多いブロック遊びもパズルも問題なし。さっと紐を締めれば、おもちゃを一気に片付けることが出来ます。あとはそのまま担いで決められた場所へ戻せば、お片づけ完了。これだけ楽チンだと、子どもも進んで片付ける習慣が付き、怒らずに済む親も怒られずに済む子の方も、親子でストレスフリーですよね。ぜひ子供部屋にひとつ置いておきたいアイテムです。

お庭には楽しいツリーハウス

大きなお庭があれば、ぜひ叶えてあげたいのが、ツリーハウスを建てるという夢。High Life Treehousesの手がけたこちらのもののように、遊具とセットになったものなら、もっと喜ぶこと間違いなしでしょう。すべり台にジャングルジム、ブランコに吊り橋等、子どもたちが大好きなものがいっぱいです。おとぎ話に出てくる森の中にひっそりと佇む小屋のようなデザインは、子ども心だけでなく、大人の心も鷲掴みにします。木材やレンガなど、素朴な素材が活きていますよね。自分の家のお庭に、このように素敵な遊具があれば、テレビやゲームにお世話になることもなく、外で駆け回る時間が増えることでしょう。

寝ている子を起こさないように

こちらは5人家族のために株式会社タバタ設計が手がけた住宅の子供部屋。秘密基地のようなロフトが付いていたり、ロッククライミングが出来るようになっていたりと、子どもたちには堪らないデザインですよね。そんなこちらの子ども部屋からぜひ参考にしたいのは、寝室スペースに取り付けられたカーテン。特に子どもが3人もいれば、全員が同じ時間に寝てくれるとは限りません。そんな時でも、騒いでしまって寝ている子を起こすことがないように、そして部屋全体の明かりを落とさずに済むように、カーテンが一枚あれば随分違いますよね。すくすくと育てる環境を与えることこそが、本当の意味での子どもに優しい住宅づくりなのかもしれません。

ぼくたちの家具

子供部屋があるというのに、どうしてもお母さんの近くで遊びたくて、リビングにおもちゃごと引っ越して来る子どもたち。ダメだと言っているのに、ダイニングテーブルの上でおもちゃを広げたり、大事な家具に落書きしたり、見ている方は気が気じゃないですよね。心配するくらいなら、こちらから先手を打ってみてはいかがでしょう。リビングに子ども用の家具を置いてあげるのです。こちらのテーブルは、天板にお絵描きしても良し、模型飛行機を吊るしても良し、さらにはすぐお片づけが出来るよう、収納も完備されたオールマイティなテーブルです。なぜか大人と同じものを欲しがる子どもには、子供用のデザインではなくシンプルな作りのものの方が食いつきが良かったりもしますよね。子どもも親もハッピーになれる家具と言えるでしょう。

子供らしく飾る

S's house, dwarf dwarf Scandinavian style nursery/kids room

こちらはDWARFが手がけた子供部屋。雲を連想させるライトに、動物がテーマのお部屋です。子どもが大好きな天蓋が、サーカスのテントのようなデザインで、お部屋のシンボルとなっています。こちらは子どもが小さいうちは並べて置かれたベッドですが、大きくなると梁にそって仕切れば、各々の個室が生まれます。電気も窓もうまく分かれるようデザインされていますね。子どもの好きなデザイン、それでいて将来のことまで見越した、子どもに優しいデザインに仕上がりました。

家全体で遊ぶ

真っ白な空間を滑り抜ける子どもーそう、ここはLEVEL Architectsの手がけたすべり台の家です。3人の子どもたちの思い出に残るような家づくりを希望したクライアントに提案したのは、3階から一気にすべり台を使って移動するという、驚きのアイディア。このお家ではあくまでも階段はサブ的な存在で、メインはこちらのすべり台。二階のリビングで途中下車することも可能です。重い荷物や洗濯物を持って階段を降りなくて済むという、主婦の味方でもあるかもしれません。家の中に巨大なすべり台があれば、子どもだけでなく大人も楽しい毎日を過ごせそうですよね。

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