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住宅密集地などでは、外からのプライバシーを確保するために外観は閉鎖的にしつつ、室内はできるだけ開放的な空間にする中庭プランが人気です。建物の敷地内に造られる中庭は完全にプライバシーが確保された安心できる屋外空間であり、中庭があることで部屋に光や風を取り込むことができるため開放的な空間が実現します。また、中庭を通して別の部屋にいる家族の存在を感じることもできますね。今回は素敵な中庭のある家を５軒ご紹介いたします。
萩原健治建築研究所が手がけたのは、北には川、南はひな壇状に牛舎や民家が建ち並び、東西は隣家に囲まれた変形敷地に建てられた住宅です。敷地の特徴から中庭型のプランが生まれました。全ての部屋を中庭に面しているため採光・通風・プライバシーの両立が実現しています。また中庭につなげてテラスを設けられているため、小さな中庭がより明るく開放的な空間となっています。こちらの住宅は「赤褐色の壁が囲う中庭と光の住空間「秦野の家」」で詳しく紹介されています。
LITTLE NEST WORKSが手がけたのは、外観はプライバシーを確保するためにシンプルな形状とし、内部は閉鎖的にならないよう外の環境を取り込み空間に広がりをもたらす中庭が設けられた住宅です。自然光が降り注ぎ室内に明るさと心地良い風を送り込みます。中庭に置かれたミッドセンチュリーデザインのチェアはまるでオブジェのように空間を素敵に演出しています。こちらの住宅はプロジェクトページの「囲まれた中庭でリラックス！安心して家族が暮らせるお洒落な平屋」で紹介されています。
TENKが手がけたのは、田を埋め立てた新興住宅地の一角の敷地に、周囲に対する圧迫感を軽減すると共に潤いを与えることを心掛けながら建てられた住宅です。一階のLDKと寝室はコの字型の真ん中にあるプライベートな中庭を介して緩やかな空間の連続性を生み、お互いの気配がなんとなく感じられるようにプランニングされています。こちらの住宅は「プライベートの中庭があるナチュラルモダンの家」で詳しく紹介されています。
株式会社CAPDが手がけたのは、住宅密集地におけるプライバシーの確保と、光と風を取り込むことの解決として、家を浮かせるような手法で建てられた住宅です。一階の面積は極力抑えられ、隣接の公園への抜けを確保しつつ、二階に住宅の中心機能を集約されています。二回には中庭が設けられ、その向こうに広がる公園と一体となったかのように、室内でありながら外部を感じさせる開放感のある空間が実現しています。こちらの住宅は「青空に良く映える！まるで浮いているような真っ白な家」で詳しく紹介されています。
南川祐輝建築事務所が手がけたのは、住宅地の三方を道路に囲まれた敷地に建てられた平家の住宅です。外からのプライバシーをしっかり確保するため、家は木の外壁で囲まれ、室内からは屋外を感じられるようにいくつか中庭が設けられています。中庭には植物が植えられており、まるでリビングから繋がっているかのように開放的な雰囲気が実現しています。こちらの住宅は「家の中に生まれた屋外空間」で詳しく紹介されています。
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