寒い冬がやってきました。冬は、必然と室内で過ごす時間が長くなるかと思います。長い時間を過ごすことになる室内を、快適に過ごせる空間に仕上げたいですよね。今回は、寒い冬を快適に過ごすための室内に装飾するための7つのアイディアをご紹介します。
インテリアを考える上で、使える素材は様々ありますが、その中で温かみを感じさせてくれる素材といえば、ダントツで木素材でしょう。木のぬくもりは、何物にも代えがたいあたたかみや癒しをもたらしてくれます。特に日本は、木造の家が多いので、木素材の家具との相性は抜群。木のぬくもりを活かした家具を取り入れて、あたたかい空間を作りましょう。
壁の色で、室内の体感温度が変わるってご存知でしたか。赤やオレンジといった暖色系の色は、体感温度をあげてくれ、青や緑といった寒色系の色は体感温度を下げます。そのため、冬は暖色系の色を中心に部屋を装飾するのが正解です。こちらは、東京都の建築家一級建築士事務所あとりえが手掛けたベッドルーム。イエローの壁が、暖かさを感じさせてくれていますね。
クレジット:All photos by Sadam Saito
日照時間が短くなる冬は、照明をつけて室内で過ごす時間が長くなります。そのため、照明も快適な室内を作るためには欠かせないポイントです。日光の代わりに室内に温かみをプラスできるように、オレンジや黄色の暖色系の照明を取り入れると良いでしょう。暖色系の照明も、部屋の体感温度をあげてくれます。冬の装飾には、暖色系の照明を取り入れたいですね。こちらの部屋も、趣のあるあたたかみのある空間となっています。
©NORIKO SAWAYAMA
冬の室内では特に足元が冷え込みます。例え暖房をつけていても、床の素材によっては、温かさが伝導しないので冷たく感じるのです。それを避けるために、ラグを敷くと良いでしょう。毛質のあるボリュームのあるラグを敷けば、一気に足元を温かくすることができます。また、ラグに色を入れることで、部屋の中を明るく装飾することができます。こちらのモダンなリビングルームでは、赤色のラグがアクセントとなり、更にお洒落な空間となっていますね。
冬の装飾としてリネンで取り入れたいのが、ウール素材やコットン素材です。いずれも保温性が高いので、冬のリネンには欠かせないアイテムともいえます。こちらのベッドルームのように、自然素材のウール素材やコットン素材のリネンを取り入れれば、素朴でありながらもしっかりとあたたかさで私たちを包み込んでくれるベッドを作り出すことができます。
日本の家庭ではまだ馴染みが薄いですが、海外で暖炉が備え付けられている家は多くあります。暖炉の周りに家族が集まって、会話やゲームを楽しむ、というのが冬の室内での過ごし方でもあります。暖炉を使った暖房は、長く持続するのが特徴です。冬を快適に過ごせるリビングルームを作りたいのであれば、暖炉を備え付けるのも一つの手段でしょう。
照明には、電気だけではなく、キャンドルを取り入れるのもおすすめです。キャンドルは、実際に火を使用するだけあって、部屋の温度を上げてくれます。キャンドルの火の揺らめきには、リラックス効果もあります。火の扱いに注意して使えば、欠かせない冬の照明となってくれるはずです。写真のように、味のあるキャンドルホルダーは、冬の装飾としても大きな役割を果たしてくれそうです。