コンバージョン実例3選—使い方もガラリと変わる建物の魅力!

K.Matsunaga K.Matsunaga
実家リノベ 築37年の空き家を事務所兼ショールームに, SWAY DESIGN SWAY DESIGN Commercial spaces
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リノベーションによって変わるのは、インテリアや住み心地だけではありません。これまでと全く違った用途で使われていた建物が、リノベーションをきっかけに新しい道を開く建物に生まれ変わるのが、コンバージョンという方法です。今回ご紹介するのは、コンバージョンの実例3選です。もと住宅だった建物が、どんな風に新しい道を生み出すのか、アイデアに注目です!

1、Before:需要の落ち込んでいたテナントビル

築28年の、鉄骨3階建てのテナントビル。不動産事務所、スナック、事務所の用途で使われていましたが、近年は需要が落ち込んでいました。そこで建築計画網・大系舎が住宅へとリノベーションを手がけます。比較的綺麗な部分と、手を加えたほうが良い部分を慎重に検討しました。

1、After:インダストリアルなカフェ風住宅空間へ

鉄骨造のインダストリアルな空気感を最大限に生かし、好きな人にはたまらないヴィンテージテイストの住宅へ大変身。コンクリートや鉄骨の雰囲気は空間を盛り上げるインテリアとして大活躍。レトロでヴィンテージ家具が似合う空間が生まれました。仕上げや収納家具をDIYで仕上げた箇所も多く、ラフな味わいがまたこの家の空気感を上手に引き出しています。リノベーションの仕上がりが完成ではなく、住みながら住まい手が手を加え、カスタマイズをする楽しみも残されているこれからも楽しみな家になりました。本住宅については「リノベーションとDIYで作り出すこなれたテイストの住空間」で詳細をご紹介しています。

2、Before:築30年以上の4階建倉庫

大阪市の中心部にある、元が倉庫として使われてきた4階建の建物。30年以上ものあいだ、この地でメリヤス加工品の倉庫として使われていました。以前はいかにも倉庫という雰囲気の殺風景な雰囲気です。この建物を藤本高志建築設計事務所によって自邸+オフィスに生まれ変わります。

2、After:倉庫のスパイスを生かしたクールでモダンな建物へ

倉庫を支えてきた鉄骨の躯体を生かし、コンクリートブロックやアイアンなどを組み合わせてモダンでスタイリッシュな空間へと生まれ変わりました。事務的な雰囲気を生み出していた以前の殺風景さは、ライティングや木素材のコンビネーションによって見違える雰囲気に。鉄骨の無骨さが洗練されたオフィスと住居空間に仕上がっています。倉庫ならではの広々とした空間はたくさんの資料や蔵書に便利なオフィス空間へと姿を変え、住居としても快適性をアップさせるためにサッシの交換や防水施工が施されました、本プロジェクトについては「倉庫がオフィス住居に大変身!コンバージョンで生まれる新たな可能性」で詳細をご紹介しています。

3、Before:築37年の空き家住宅

家族が最大7人住んでいたことのある住まい手のご実家。ライフスタイルの変化とともに家族構成も変わり、4年もの間空き家のまま放置されていました。手入れのされていない期間を経て、痛みが激しく荒れ果てた状態でした。

3、After:不動産事務所兼ショールーム空間へ

SWAY DESIGNの手がけたリノベーションをきっかけに、不動産事務所兼ショールームへと空間が生まれ変わりました。住宅として使われていた空間は、どのように変化できるかなかなかイメージがつかないかもしれません。しかし日本家屋としてのディテールや面影は生かし、モルタルなどのモダンな素材を組み合わせ、まるで別の建物かのようなインテリア空間として見事に変身しています。このBefore&Afterの姿を参考にできる、家などの資産を活用するための相談窓口として利用されるショールームや事務所として使われるオフィスに。変化を体感しながら建物を有効利用できるユニークなコンバージョンに仕上がりました。本プロジェクトについては「リノベーションによって 築37年の空き家が事務所兼ショールーム及び店舗に生まれ変わる」で詳細をご紹介しています。

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