突き抜ける開放感!天窓が気持ちいいスペースbest5!

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4層の家, 余田正徳/株式会社YODAアーキテクツ 余田正徳/株式会社YODAアーキテクツ Modern style bedroom
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空が高くなることで秋を感じる方も多いことでしょう。天窓があるスペースでは、たとえ室内に居たとしてもそれを感じることができます。室内にいながら頭上に青空がある、上から自然光が差し込むというのはやはり特別に気持ちがいいもの。また、天窓があるのとないのとでは同じサイズの空間でも体感が大きく変わります。今回は突き抜けるような開放感がとても気持ちがいい、天窓があるスペースbest5をお送りします。

詳しく見ていきましょう!

敷地条件をクリアする採光テクニック

まずは東京都の建築家group-scoop architectural design studioによる住宅「まんなか」から。その名の通り、こちらの住宅は家の真ん中に吹抜けの空間が配置されており、家族が集うメインスペースとなっています。吹抜けの先端には天窓があり自然光が差し込みます。住宅密集地などで南面からの採光が難しい敷地の場合も、天窓ならプラバシーを維持しながら室内の明るさを確保できます。しかも直射日光が苦手という住民のために、天空光や反射光を活用して明るさを確保したという細やかな配慮も嬉しいですね。

クレジット: 撮影:堀内広治

変形した天窓が切り取る風景

続いてはアトリエ・天工人によるとても個性的な一軒。変形した形状の空間に変形した天窓がいくつか設置された大胆でダイナミックなスペースです。それぞれの窓にはそれぞれ異なる風景が映り、見慣れた街並すら違うものに見えます。静けさとパワーが共存した不思議で魅力的な空間です!

まるで露天風呂

こちらは浴槽とほぼ同じサイズの天窓が取られたお風呂です!見上げれば空、まるで露天風呂です。晴れた日中は青空を、夜は月や星々を、雨の日だってそれはそれで情緒があって素敵なのでしょう。バスタイムを重視する方はお風呂に天窓をおすすめします!小さい浴室の圧迫感を軽減することもできます。

天窓が不可能なら大きな窓はいかがでしょうか?こちらで大きな窓のある浴室best5を紹介しています!

青空をより美しく切り取る

天窓を設置すると一日中直射日光が差し込んで、室内が暑くなりすぎるんじゃないの?という疑問を抱く方も多いかもしれません。しかし、天窓を設置する方角と位置、屋根の角度に気を付ければ熱い直射日光に悩まされることはありません。例えば東側の天窓は早朝に輝かしい朝日が差し込みますが、日中は直射は入りません。北側なら一日中優しいソフトな光で満たされます。

また、天窓自体のデザインも重要です。高橋尚子建築設計事務所が手掛けたこちらの住宅の場合は、石膏ボードで天窓の枠を覆っています。そうすることで本当に屋根を切り取ったかのようにクリアなラインで青空が見えるのです。

空に吸い込まれそうなスペース

最後は余田正徳/株式会社YODAアーキテクツによる住宅。浮遊感すら感じるこちらは階段室の天井を見上げたところです。階段の幅と同じサイズの天窓、側面の天井まで届く大きな開口部が相まって青空に吸い込まれそうな開放感!青い空と白い壁&柱の組み合わせがとても爽やかで、思わず長居してしまいそうな階段室ですね。オープンなデザインの階段室なので他のスペースにも自然光を届ける機能があります。

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