老後も安心して住まえる木の家

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かみのっぽろの家~老後に備えたロフト付の平屋の住まい~, 及川敦子建築設計室/ATSUKO-OIKAWA Architects Studio 及川敦子建築設計室/ATSUKO-OIKAWA Architects Studio Scandinavian style bedroom Wood Wood effect
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老後、夫婦二人で住まう家はどんな空間が理想的ですか。子ども達が家を離れてしまったら使わない部屋が増えてしまうと心なしかさみしい気持ちになりそうですよね。思い出も詰まった空間ですが、夫婦仲良く暮らすならちょっぴりコンパクトにまとめた機能的な住まいもいいかもしれません。ご紹介するのはバリアフリーに富んだ夫婦のための終の棲家。及川敦子建築設計室/ATSUKO-OIKAWA ARCHITECTS STUDIOが手掛けたこちらの「かみのっぽろの家~老後に備えたロフト付の平屋の住まい~」は、木のぬくもりに溢れた平屋の住まいながら、ロフトも備えたちょっぴりコンパクトで豊かな住空間が広がっています。お孫さんが来ればロフトで自由に過ごすこともできたり、普段使わないものをしまって置くことのできる機能的な住まいです。

緑に包まれるコンパクトな外観

敷地があるのは北海道札幌市内の住宅地。本敷地に隣接してある建物の離れとして建てられた住宅は定年を迎えたご夫婦のための住まいです。既存の植栽に囲われた建物の外観は、板張りの外壁に大きな窓が特徴的でシンプルさは親しみのもてるデザイン。ナチュラルなカラーに包まれた配色も周囲の風景に溶け込むような心地のいい外観です。玄関アプローチは豊かな植栽のある風景を横目に、少し広めに設けられたウッドテラスを抜けて玄関ポーチへたどり着くことが出来ます。

フラットなフロアで繋がる屋内外

玄関エントランスへと進むと、ウッドデッキから玄関土間、室内へとフラットなフロアで連続しています。玄関扉の脇の大きな明かり取りによって室内に自然光がさすだけではなく、室内からはその日の天候や来客の気配、屋外からは住人の気配を感じることが出来ます。どことなく、周囲に住む知人や家族もがフレンドリーで安心感の持てるデザインです。

木の温かみに包まれる心地のいい住空間

リビングスペースから見る内観は、木素材の温かみあるテクスチャに包まれる心地のいい空間が広がっています。地域の木材を積極に取り入れた室内仕上げはトドマツを中心にいくつかの異なる木素材がそれぞれの持ち味を生かしたバランスのいい住空間に。一見は単一素材で簡素に思えるかもしれません。時間とともに味わいを増す木素材が豊かな表情を作り、住み手に取って一層居心地のいい空間となるはずです。

機能的で使い勝手のいいキッチン

キッチンスペースもその木の素材の味わいを愉しむことのできるインテリア。L字型のキッチンは短い導線で十分な作業スペースを確保することのできる空間です。キッチン天板より下部に多くの収納スペースを設けることで、高齢になっても高いところからモノを落としてしまう心配もなく、スムーズなキッチン用品の出し入れが可能ですよね。いくつになってもお料理を楽しめそうな機能的で使い勝手のいいキッチンスペースです。

日当たりのいい明るい居場所

リビングスペースはもちろん最高に日当たりのいい心地のいい居場所です。大きな開口からはたっぷりと日差しが差し込み、ハイサイドライトを設けることで開放感も抜群。室内の中央に設けられた間仕切壁はプライベートな空間とリビングを隔てながら、ホワイトカラーで仕上げることで自然光が拡散し柔らかな光で室内を満たしてくれます。

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