照明の色の種類と適した設置場所

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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照明の色は色温度とも言われますが、家づくりにおいては照明の色の違いによってインテリアの印象が変わることはもちろんのこと、そこで過ごす人の感情にも影響することから非常に重要な要素です。そこで今回は、電球色の種類とそれらの特徴を紹介していきながら、それぞれの照明の色がどの部屋に適しているかも見ていきたいと思います。照明の色にもこだわって、それぞれの部屋をより居心地の良い空間にしていきましょう!

電球色

照明の色は大きく3つに分けることができます。その1つが「電球色」です。電球色はオレンジ色の暖色系の光の色になり、柔らかな赤みがかった光で暖かみのある落ち着いた雰囲気を演出してくれます。そうしたことから、ゆっくりとくつろぎたい時には最適の照明の色となります。反対に、何かに集中して作業したい時にはやさし過ぎる照明となってしまい、眠気を誘ってしまったり、暗いと感じてしまうこともあるでしょう。

昼光色

次に挙げるのが「昼光色」です。この光の色は青みがかった白色で、寒色系の青っぽい光になります。3つの色の中でも最も光を強く感じる色になります。そうしたことから、空間全体をしっかりと明るく照らしてくれて、強い光によって脳も活性化されるため、作業中に集中しやすくなる光でもあります。逆に、くつろぎたい時には脳にとって強すぎる光になるので適さない照明の色になります。

昼白色

「昼白色」は3種類の照明の色の中で中間色にあたる光になります。色としては文字通り白色の光で、太陽光に近い光の色でもあるため、3つの色の中でも一番慣れている光になります。先程の2つの照明の色にはオレンジや青といった色が入っていましたが、昼白色の光には色がなく、白色のニュートラルな光で空間を照らしてくれます。そうしたことから、物が持っている色をそのままの色で見ることができます。逆に言えば、照明の色によって空間を飾るような照明効果は期待しづらい色と言えるでしょう。

電球色の適した設置場所

ここからはそれぞれの照明の色の適した設置場所を見ていきましょう。まず電球色ですが、やさしい光でくつろぎの雰囲気を演出してくれる効果があるので、リビングや寝室の照明として適しています。また、電球色のオレンジ色の光は料理をより美味しく見せる効果があるので、ダイニングの照明にも是非取り入れてみて下さい。ダイニング照明については、「ダイニング照明を上手に選ぶための基本知識」も是非参考にして下さい。

昼光色の適した設置場所

昼光色は強い光で空間全体を明るく照らしてくれると同時に、脳を活性化させ高い集中力ももたらしてくれるため、勉強や裁縫といった作業をする場所・書斎などに適しています。リビングや子ども部屋で読み書きをすると思いますが、そうした部屋の全体照明として昼光色を用いてしまうと、リラックスする場所がなくなってしまうので、スタンドライトなどで必要な場所に部分的に照らせるようにするといいでしょう。

昼白色の適した設置場所

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昼白色は色のないニュートラルな白い光となるので、服や靴を選んだり、化粧をする場所の照明に適しています。鏡の前やクローゼットの中の照明としてや化粧台・洗面所に設置するといいでしょう。そうすることで、外に出てから家で見た色と違うということがありませんし、メイクが家で見た時と印象が違ってしまうこともなくなります。コーディネートを確認する場所には昼白色に近い色を積極的に取り入れてみて下さい。

【照明については、こちらの記事でも紹介しています】

※ シーリングライトからブラケットまで。住まいを照らす照明の種類まとめ


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