マンションあるいは一戸建てにするかで、決めかねている方もいらっしゃるでしょう。それもそのはずで、どちらの家づくりや暮らしにもメリットとデメリットがあることから、決めるためにはどちらがよりあなたの理想とする家づくりであるか、さらにはライフスタイルや好みに合っているかということが判断基準となると思います。そこで今回は、マンションと一戸建てを比べながら、それぞれのメリットや魅力といった良さについて紹介していきたいと思います。
マンションの魅力について最初に見ていくと、その良さとしてまず利便性の良い立地であることが挙げられます。マンションであれば、街の中心部や駅周辺といった生活していく上で便利な場所に住まいを持つことが容易になります。一戸建てでそうした場所に住まいを構えることもできますが、土地代も高くなったり、土地の面積が小さくなってしまうため、マンションを選ぶ方がコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
階段や段差を上り下りする必要のないバリアフリーの住まいとなることもマンションの魅力の1つとなるでしょう。家の中に階段がないことはもちろん、段差をなくすことも難しくありません。さらには、マンションにエレベーターが付いていれば、外出するまでもバリアフリーとなります。高齢者や車椅子を利用する方にとってはもちろんですが、子育て世代のように若い世代にとっても何十年と住み続けても安心の住まいとなるでしょう。
【バリアフリーについては、こちらの記事でも紹介しています】
一戸建てでもプランニングの段階から防犯性を意識した住まいづくりをしていくことで、セキュリティ性の高い家にしていくことは可能ですが、マンションであれば、防犯カメラやオートロックはもちろんのこと、近年では24時間有人監視体制のマンションも増加しております。そうした何重にもなるセキュリティの壁は、安心して日々の暮らしを送っていくために精神的な余裕ももたらしてくれるでしょう。
ここからは、一戸建ての魅力について見ていきましょう。まず最初に挙げられるのが、庭やテラスといった屋外スペースを持つことができることで、ガーデニングやバーベキュー、子どもの遊び場あるいは愛犬のドッグランといった幅広いアクティビティが可能となることです。もちろんマンションでもベランダでそうしたことができるかもしれませんが、やはりスペースが限られますので、庭付きの住宅の方がより広いスペースで余裕を持って屋外での活動を楽しむことができるでしょう。
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※ 庭の写真ページ
家を自由なかたちに計画したり、将来的な増改築がより自由にできることも一戸建ての魅力となるでしょう。特に、マンションではワンフロアの住戸となるので、横方向のプランニングは比較的自由にできますが、一戸建てであれば、水平方向はもちろんのこと、3階建てや吹き抜けといった高さ方向の計画も自由に行っていくことが可能となります。また、将来的なリノベーション等を考えている場合、マンションで難しい水回りの場所を移動することなどを含めて、家族構成やライフスタイルにより合った増改築が可能となるのが一戸建てでもあります。