インテリア扉のデザインアイデア!

K.Matsunaga K.Matsunaga
House in Handa, Mimasis Design/ミメイシス デザイン Mimasis Design/ミメイシス デザイン Industrial style living room
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扉は各部屋の出入り口になると同時に、インテリアの雰囲気や可動式間仕切りなどの役割も担います。安価なシステム建材が使用されることもありますが、オリジナル性をもたせることで家の雰囲気はぐっとランクアップすることも。日本では開き戸に加え、昔から引き戸を上手に活用してきました。今回は、存在感や機能性のある多様な扉のデザインをご紹介します。家づくりの参考にしてみてください!

格子の間仕切り戸を活用

柳瀬真澄建築設計工房の手がけたこちらの家は、木の質感が素敵な平家です。明るい光が差し込む大きなガラスの窓や、天井にあらわした木の躯体が落ち着いた雰囲気を演出。和モダンのインテリアは凛とした雰囲気を与えます。建具は細い格子をあしらったオリジナルで統一されました。LDKと隣り合う場所には広いカウンターと書棚のある多目的スペースがあり、格子の引き戸をあけると一体感のある空間として、閉じるとそれぞれ独立した空間として使うことが可能です。視線をほどよく遮りながら光を通す、パーテーションとして機能しています。

柔らかな和紙のモダン障子

ATELIER137 ARCHITECTURAL DESIGN OFFICEの手がけたこちらの家は、軽井沢の森に建つ山荘です。自然豊かな軽井沢の森に静かに佇み、緑をめいっぱい感じることができる環境にあります。インテリアは木やガラス、白という落ち着いた素材とカラーリングで借景の自然や緑がぐっと引き立つ空間に仕上がっています。畳の和室とLDKの間には、和紙をあしらった引き込み扉が設けられ、開閉することで独立した空間を作ることも可能。日本ならではの、視線は遮りながらも光を通すことができる障子をインテリアに調和するモダンなデザインで製作されました。

古建具を利用した古民家インテリア

SSD建築士事務所株式会社の手がけたこちらの家は、和室や縁側、土間のある日本の風情が生きる住まいです。深みのある色合いの、躯体が見える古民家インテリアは憧れを持つ方も多い雰囲気のひとつ。現代の家とはまた違う、趣ある空間はとても魅力的です。畳の部屋と縁側の間には、京都で買い付けたという古建具が採用されました。繊細に手がけられた格子や、現在では作られていない味わい深いガラスなど、まるで古美術品のような存在感がインテリアをさらに盛り上げます。使い込まれた建具ならではの趣は新しいものにはない魅力に溢れています。

個性あるインテリアを実現するマンションのリノベーション

TATO DESIGN:タトデザイン株式会社の手がけこちらの家は、マンションをリノベーションして生まれた住まいです。コンクリートの躯体を活かした空間に、コンクリートブロックやアイアン、カラフルなテキスタイルが彩りを添える個性あるインテリアに仕上げられました。窓際の一角には、小上がりと土間スペースがあり、折れ戸で仕切ることができるようになっています。開閉式のルーバー扉は、光と風を通すことができ、閉じると独立した部屋にとフレキシブルに活用できます。マンションでは、窓の位置や数が限られることもあるため、建具やレイアウトで工夫をするのも暮らしやすい家づくりの方法のひとつです。

周囲の素材とともに雰囲気を演出

MIMASIS DESIGN/ミメイシス デザインの手がけたこちらの家は、素材感を活かした雰囲気たっぷりの住まいです。ブリックウォールや配管を見せた電気配線、アイアンやラスティックな塗装の木材など、ヴィンテージの佇まいを再現したインテリアが魅力。リビングのシンボル的な存在の扉は、重厚なウッドの扉を採用しブリックウォールの存在感をさらに引き立たせています。あえて古い建具を利用することで、空間の深みをぐっと引き出すことができます。

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