無駄なスペースゼロ!15ポイントで知るウォークスルークローゼットの作り方

A.Imamura A.Imamura
庭園借景の家 Re:, 株式会社seki.design 株式会社seki.design Modern dressing room
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ウォークスルークローゼットという言葉を知っていますか?ウォークスルークローゼットとは、通り抜けできるタイプのクローゼットを指します。一般的なクローゼットやウォークインクローゼットには出入り口が一つしかありませんが、ウォークスルータイプは、出入り口が2つあり、収納スペースと通路を兼ねています、今回は、スペースをもっと有効活用できるウォークスルータイプの収納をご紹介していきます。

ウォークスルークローゼット ― 好きなものはたくさんあってもいい

好きなものはたくさんあってもいい、そういう気持ちで設けられたこちらのウォークスルークローゼットは、LDKへと通り抜けながらお気に入りの洋服や靴がしっかりと収められます。何をどこにしまうかまで考えて

ウォークスルークローゼットが

デザインされているので、LDK空間は整いリラックスできる場所になっています。


「住まいの写真」ページでは様々な種類の収納を紹介しています。◀

※ ウォークインクローゼットの写真ページ

玄関からLDKへ抜けるウォークスルークローゼット

洋服好きな人が直面する問題「如何に沢山の洋服をどのように収納するのか」というテーマが、この住まいづくりのメインテーマです。このウォークスルークローゼットは、玄関を入ってすぐの土間空間からLDKへ通り抜けができます。通り抜けながら靴や洋服が選べるので、朝の身支度やトータルコーディネートもばっちりです。


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本棚からクローゼットへ

こちらは「本」と「食」をテーマにマンションのリノベーションが行われた住まい。書棚で間取りが仕切られ、たくさんの蔵書に囲まれるようなLDKがデザインされています。書棚を抜けると自然とウォークスルークローゼットへつながります。整然と収納された本やモノ、洋服が住まいに味わい深さを与えています。


【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

寝室内にウォークインクローゼットを作るには?

浴室洗面近く - コンパクトな生活動線

こちらのウオークスルークローゼットは、浴室洗面トイレに近い廊下に設けられており、コンパクトで効率の良い生活動線がデザインされています。この水回りとクローゼットは、住まいの中心として家族共有の空間として機能しています。

Photo by Ippei Shinzawa

既製品の収納家具がぴったり

こちらは、ワークスペースにつながるウォークスルークローゼット。造作された収納棚は、追加で既製品の収納家具を取り入れてもぴったりと納まるように設計されています。既製の収納家具が応用できることで、整理整頓やカスタマイズがよりし易くなりますね。



ハンガーラックで大容量のウォークインクローゼット

こちらはハンガーラックをしっかり設けたクローゼット。ハンガーラックは、洋服をかけて収納できるので、洋服の収納量も格段に上がります。また、畳む手間を省くことが出来るので、家事をもっと簡単にしたい人におススメです。

ゆったりと詰め込み過ぎない

こちらは、高さを抑えた平屋造りの住まい。ゆったりとした間取りで計画されており、気持ちよく風が通り抜ける計画となっています。この住まいの収納も、ゆったりとした空間や追加の収納棚を好みで配置できるゆとりがあります。

生活感を抑える効果

ウォークスルークローゼットのメリットと言えば、やはり生活感を感じる衣類や小物を一か所にまとめられる点です。こちらの生活感を抑えた大理石調床の白い家の収納は、居住空間同様にスッキリとした白を基調にまとめられ、生活感を感じさせないデザインに。ホワイトは、天井まである高い収納棚の圧迫感を軽減することもできます。

中庭に繋がる土間アトリエに

このウォークスルークローゼットを兼ねた土間アトリエは、土足で入ることができます。この空間は、屋内と屋外の中間的な空間として中庭と繋がっており、子供たちが中庭で遊んだ後に着替えたりする際にも使い勝手が良いでしょう。

クレジット: photo: akiyoshi fukuzawa

ウォークインよりももっと空間をより有効活用できる

こちらは、生活における廊下というパブリックな部分に収納棚を設けた住まい。ただ通り抜けるだけの廊下空間を収納棚として有効に使うことが出来ます。この様な廊下部を使ったウォークスルークローゼットは、ウォークインタイプには必要だった壁部分を節約でき、空間をより有効活用することが出来ます。

回廊型の動線と可変棚で

こちらは、回廊型の動線でたっぷり棚を備えたシューズクローク。外で使う荷物ももちろん、可動式の棚で収めたいモノによって棚のカスタマイズがしやすく作られています。棚に納めにくいブーツなどは吊るして収められるようにハンガーラックが下部に設けられているのも便利ですね。

クレジット: haus 山根徹也

寝室に設けるよりも、もっと別の場所に衣類収納を

よく寝室に設けられることが多いクローゼットですが、家族との生活時間が異なる場合は、衣類収納は寝室よりも別の場所が良いでしょう。家族が眠っている間に、こそこそ衣類の出し入れをしなくて良くなるので、お互いのストレスも軽減します。こちらはリビングとキッチンの間仕切り兼収納としてクローゼットが活躍します。

PHOTOGRAPHS // Kenya Chiba

クレジット: .8 co., ltd

しっかり収めて、しっかり隠す

こちらは、ウォークインクローゼットと一体化した廊下。引き戸があるので、来客からしっかりと衣類などを目隠しすることが出来ます。来客が多い住まいでは、こんなしっかり収められて、しっかり隠せる収納棚のデザインが重宝します。

来客と家族の入り口が分れる

こちらは、玄関に設けられたウォークスルータイプのシュークローク。玄関が家族の靴で溢れることなくしっかりと整頓できるので、来客時にも困りません。また来客はこのシュークロークを通らないので、慌てて片付けが必要になんていうこともありません。

例えばランドリールームの近くに

ウォークスルータイプの設置は、なんといっても設置する場所が家事効率を左右します。例えば、こちらのようにランドリールーム近くに設けると、干して乾いたらクローゼットへそのまま移動させるだけという家事効率システムが出来上がります。その際は、衣類収納もハンガーラック中心にデザインしておくとより便利ですね。

クレジット: photo: akiyoshi fukuzawa

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