落ち着いた外観と個性が光るインテリア

基本的な建築様式は伝統的なスタイルを思わせますが、現代的な再解釈によってよりモダンでゲオマティックなボリュームに。ピラミッド型の屋根は、ポーランドの厳しい冬に降る雪が積もらないよう工夫されています。ふたつのボリュームが前後に配されており、手前はガレージです。

違うアングルから。広々とした屋外エリアはなだらかな起伏、緑の芝生、そして木々が生えており、体を動かして遊んだり、友人や家族とパーティーやバーベキューをするための十分なスペースがあります。作り込み過ぎていない自然のままの雰囲気が良いですね。大きな開口部により室内も自然と接続されています。

室内は外観の雰囲気よりもさらにモダンに洗練されています。家具や色調をシンプルにまとめた分、照明は個性的なデザインで空間のフォーカルポイントに。右手端に見えるのはリビングとダイニングエリアの間に配されたモダンな暖炉です。部屋に暖かさと居心地の良さをもたらします。

左手からキッチン、ダイニング、そして手前がリビングエリアです。ダイニングチェアはコンテンポラリーなデザインのものを選んで空間のアイキャッチに。照明が仕込まれた装飾的な壁など、一見シンプルな構成にみせつつ、様々なクセのあるアイテムで独創性をプラスしたインテリアです。

バスルームはミニマルなデザイン。壁に使用しているグレーのクールな色合いを、フローリングと調和する木製のカウンターが和らげて、洗練された雰囲気とナチュラルさが融合した空間となっています。

最後は住宅夜景です。夏の夜を楽しむことができるテラスは、室内からの光でふんわりと照らされています。各面に取られた大きな開口部が室内外をつなぎ、内にいても外にいても居心地の良いくつろぎを感じることができる家です。