キッチンは住まいのリフォームの中でも、理想を追求したいという思いが特に強い場所なのではないでしょうか。とはいえキッチンにはデザインも機能も多彩で、どう変えれば思い通りのキッチンを手に入れられるのか、迷うことも多いと思います。今回ご紹介するのは住み手の思いを形にした、スタイルのある20のキッチンです。これらからヒントを得て、理想的なキッチンづくりに役立てましょう!
オーブン、電子レンジ、食器洗い乾燥機、洗濯機などの家電製品をキッチンに組み込んだ、すっきりとしたキッチンです。重量のある典範を出し入れするオーブンは、キッチンカウンターと同程度の高さにあると便利です。L字型の配置は作業動線が短く、使いやすいレイアウトです。
キッチンカウンターだけでなく、換気フード、食器収納などすべてミニマルなデザインで統一したキッチンです。木目調のキッチンと白い塗装の壁にグリーンが引き立ち、ナチュラルな雰囲気が漂います。
古い建具を再利用し、キッチンに取り入れた例です。ステンレスのキッチンに色艶の良い木製の吊戸棚が調和しています。現代の機能性にヴィンテージ感が加わり、上質な空間に生まれ変わりました。
作業動線が短くて使いやすい、対面型の2列キッチンです。アイレベルにはオープンシェルフを設置しています。キッチンに使用した面材は柔らかなカラーの木目で、圧迫感が軽減されています。
大きな窓をのぞむキッチンは、お家の中でも特別な場所です。間接照明を取り入れれば、よりドラマチックな雰囲気が演出できそうですね。
お家の中でいちばん眺望のいいところにキッチンを配置するのも素敵です。海が見えるこんなロケーションなら、毎日のお料理も楽しくできそうですね。
ステンレスのキッチンに床タイルの黒が調和した、インダストリアルなデザインのキッチンです。働く場所をタイル貼り、ダイニングスペースをフローリングとすることで、空間にメリハリが感じられます。
キッチンの面材をダイニングの壁面収納と合わせると、空間に統一感が生まれます。やわらかい色合いのダイニングキッチンは、お部屋にくつろげる雰囲気をつくります。
せっかくリフォームするのなら、自分の好きなスタイルで統一するのも素敵ですね。ブルーの框戸やレンガ色の床が地中海のレストランを思わせる、住み手の趣味が存分に反映されたデザインです。
オフホワイトを基調とした、クラシックでシックなキッチンです。こちらもキッチンの面材に框戸を使用していますが、色を変えるだけでキッチンのスタイルは全く違う印象になります。
吊戸棚は隠す収納としては機能的で便利ですが、キッチンに圧迫感を与えてしまうこともあります。特にダークカラーの吊戸棚にする場合、吊戸棚を天井の高さいっぱいに設置せず、天井との間にすき間をあけると、迫ってくる感じを避けることができます。
キッチンの壁にキッチンパネルの代わりにモザイクタイルを施すと、表情のあるキッチンをつくることができます。白いキッチン面材にブルーのモザイクタイルを合わせたら、清潔感のある北欧風のキッチンが出来上がりました。
リビングとダイニングに直結した1列型のオープンキッチンは、面材のデザインに特に気をつけたいところです。取っ手などの凹凸を極力抑え、フラットでフローリングにも調和するカラーのキッチンは、部屋の一部となり、生活感を感じさせません。
小さな住宅では特に、開放感のある空間づくりが重視されます。キッチンの色や素材をインテリアに合わせると、開放的で一体感のある住まいになります。
天井を木貼り、床をフローリング、キッチンの面材にも木目調をチョイスした、ナチュラルな雰囲気のキッチンです。木目を多く用いたインテリアは重めの雰囲気になりがちですが、白い壁とすることで、ほどよいカントリー調に仕上げています。
キッチンの背面収納は引出しや開き戸が主流ですが、引き戸にすることもできます。収納自体の奥行は若干小さくなるものの、扉や引き出しを全開にできるのほど通路の幅が確保できないときは引き戸も選択肢のひとつになります。
キッチンに十分な明るさを取り込むためには天窓も有効です。天窓から入る光の量は壁面の窓の3倍とされており、住まいの北側に計画されがちなキッチンにも十分な採光を確保できます。天窓はデザイン的にも目を引くので、キッチンの主役になりそうです。
こちらはキッチンだけでなくダイニングテーブルや照明までオリジナルという、住み手のこだわりが詰まったキッチンです。このキッチンには耐水性にすぐれたラワン合板が使われています。
こちらのキッチンは既存の柱や梁をデザインに取り込んだ、機能的で無理のないデザインです。コンクリートの無機質な質感も、フローリングの柔らかさと調和し、やさしい空間をつくっています。
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